ポールダンスの中では、ポールを握る動作がかなり頻繁に出て来ます。
ポールをただ握るだけではなく、握力だけで空中にぶら下がるという技もたくさんありますので、ぶら下がれるように訓練しておかなければいけません。

今回は、ポールダンスのためのぶら下がり訓練法や握力を鍛えるトレーニング方法をご紹介します。

■ポールダンスに必要な握力は?

ポールダンサーは、女性でも34〜35キロほどの握力があります。
逆に、それだけの握力がなければポールを持ってぶら下がったり、キープ技を披露するのは難しくなります。

女性の通常の握力は、だいたい24〜25キロ程度なので、ポールダンサーの握力は、一般の女性よりも約10キロほど多いということになります。

10キロも違うの??という声が聞こえて来そうですが、普段から握力を鍛えるトレーニングやポールダンスでぶら下がりの訓練をしているうちに1年程度で10キロの握力を増やすことも可能です。

一日も早くポールダンスを上達させたいのなら、握力もしっかり鍛えておきましょう!

■ポールを使ったぶら下がり訓練方法

1. 頭よりも高い位置のポール部分を左右の手で握り、肘を伸ばします。肘が伸びなければもう少し高い位置でポールを握りましょう。この時に爪先立ちをしてもOKです。
2. 両肘を伸ばしてしっかりポールを握ったら、足を左右に開いて床から足を浮かせます。そのまま膝を曲げて足の甲は床の方に向けます。
3. 膝は前に出すのではなく後ろに上げる感覚で腰をそらしていきます。その状態でぶら下がり、10秒ほどキープします。
4. ポールを持つ手を少し緩めて滑らせながら、少しずつ床へと体を落としていきましょう。膝に床がついたら停止します。

これを繰り返すことで、ポールにぶら下がる訓練と握力を鍛える訓練の2つを同時に行なえます。

注意点は、訓練を始める前にしっかり手汗を拭いておくことです。
また、保湿クリームなどを塗っていると手が滑って転倒する恐れもあるので、油分は一切付いていない状態で訓練を行ないましょう。

■日常でできる握力アップ方法

ポールを使わなくても、日常でできる握力トレーニングもあります。
簡単に実践できるトレーニング方法なので、是非取り組んでみてくださいね。

日常でできる握力アップ方法は、雑巾絞りのような動作のトレーニング方法です。

1. 新聞紙やタオルのような絞りやすいものを用意したら雑巾絞りをするように両手で握って胸の前で構えます。

2. 腕は前方にまっすぐ伸ばして、好きな方向にギューっと雑巾絞りをします。絞りきったところで10秒ほど静止します。

左右それぞれ5回ずつ行ないましょう。

■まとめ

握力を鍛えると、ポールダンスの時の技やポーズが楽に行えるようになります。
ぶら下がりや逆さまキープなどの技では、体が浮いている状態になっているので握力が必要です。
瞬時にポールを掴み、しっかり握れるようにするためにも普段から握力を鍛えておきましょう。