ポールダンスの中では、かなり頻繁に回転技が披露されますね。
上級のポールダンサーほど、華麗で軽やかな回転技をこなしているので、簡単に見えてしまいますが実は難しいです。
しかし、準備方法をマスターして正しく行なえば、誰でも華麗に回転技ができるようになります。

今回は、ポールダンスの回転技を成功させるために重要な4つの準備方法をご紹介します。

■つま先をよく動かしておく

ポールダンスの回転技の時は、つま先をピンと伸ばす方が綺麗なので、常につま先が伸びた状態になります。
つま先が伸ばす時に柔軟ができていないと、足のツリの原因になります。

特に足の指をよく動かしておくことが大事で、足の指を伸ばすと足の甲も伸び、足首も柔軟になります。

つま先の柔軟は、次のような方法で行ないます。

1. 片足を前に踏み込んでつま先を立てます。
2. 足のすねを前方に出して足の指が折れるような体制になります。
3. そのまま足首を右半回転、左半回転とくるくる動かしてつま先を柔軟します。

このステップは、かなり入念に行ないましょう。
つま先を瞬時にピンと伸ばせる方が、どの技やポーズも綺麗に決まります。

■つま先立ちで屈伸する

屈伸をして、膝を柔軟にしておくことも大事です。
回転技では、ポールに足を絡めて回ることが多いのでつま先立ちをした状態で屈伸をして、膝からつま先を伸ばしておかなければ、華麗な回転技ができません。

爪先立ちで屈伸するストレッチ方法は次の通りです。

1.立った状態で両手で軽くポールを持ってから、爪先立ちをします。
2. お腹とお尻に力をグーっと入れて、お腹にある丹田を引き上げるようにしながら、さらに高く爪先立ちをします。

3. ポールで体を支えながら、腰を垂直に床へと下ろしていき、屈伸をします。背筋が曲がらないように気をつけましょう。

これを、3回ほど繰り返します。

ポールを掴んで体幹を伸ばす

ポールダンスで回転技をする時は、体幹の伸びを感じながら遠心力で回転した方が綺麗です。
その時に、体幹や体側の柔軟が不十分ですと、綺麗な回転技ができず体幹でバランスも取りにくくなります。

回転技をするために、ポールを使ってしっかり体幹のストレッチをしておきましょう。

1. 右手でポールの上の方を掴み、左手は肩の高さのところで掴みましょう。
2. 左足のつま先を伸ばした状態で後ろに出します。左足のつま先をなるべく外側に伸ばしていき、ポールを掴んでいる手を伸ばし切ります。
3. 体を少し横に向けながら、ポールを掴んでいる手から後ろに出している左足までが一直線になるようにさらに伸ばします。
4. 息をゆっくり吐きながら右足の膝を曲げてさらにストレッチすると体幹がもっと伸びます。

■回転技の基本姿勢を作る

続いて、回転技の基本姿勢を作ります。

1. ストレッチをしている状態のまま、しっかりポールを掴んで右足を軸にして右回りに体を回します。
2. 左足は、つま先までピンと伸ばす方が綺麗です。回っていると自然に右足がポールに絡む形になります。
3. 最後は、床に着地してポールを足で挟んだ状態で床に座る形になります。

これが、ポールダンスの回転技の基本姿勢になるのでしっかり覚えておきましょう。

■まとめ

回転技に入る前に、しっかりと柔軟をしてから基本姿勢を作らなければ、怪我や転倒のリスクが上がります。
また、綺麗に踊るためにもつま先や膝、体幹のストレッチが重要なので、重点的にストレッチしていきましょう。